ドラマ

六本木クラスはパクリではない!韓国の梨秦院クラスのリメイク版!

7月スタートのテレビ朝日ドラマ『六本木クラス』にネット上でパクリ疑惑が浮上しているようです。

次期クール放送予定の『六本木クラス』は、2020年にNetflixで配信され日本でもブームとなった韓国の大ヒットドラマ『梨泰院クラス』のリメイク版です。

ではなぜ“パクリ“と言われているのでしょうか?

この記事では、『六本木クラス』が韓国ドラマ『梨泰院クラス』のパクリではないことや、日本でリメイクされることになった経緯などをまとめてみました。

この記事でわかること

  • 六本木クラスがパクリではない理由
  • 六本木クラスが梨泰院クラスのリメイクになった経緯

六本木クラスはパクリではない!

7月放送の新ドラマ『六本木クラス』に対しネット上では「また韓国のパクリ?」などという声が上がっていますが、『六本木クラス』は『梨泰院クラス』のパクリではありません

 

ドラマ『六本木クラス』がパクリではない理由は、『梨泰院クラス』をローカライズした原作漫画が存在するからです。

 

もとを辿ると、韓国ドラマ『梨泰院クラス』はオリジナル脚本ではなく韓国発のスマホで読める縦スクロール式カラーWEB漫画「WEBTOON(ウェブトゥーン)」に掲載された漫画が原作です。

『梨泰院クラス』のWEBTOON漫画連載は2018年に終了、その後2020年1月から韓国のケーブルテレビ局でドラマ化された作品が放送され韓国国内で人気が出ました。

このドラマ化作品が2020年3月からNetflixで配信され、「続きが気になって見てしまう」「中毒性がある」と日本でも一躍話題になりました。

 

しかし韓国でドラマ化される約3年ほど前の2017年には、日本の漫画配信サービス「ピッコマ」で既に『六本木クラス』の漫画連載がスタートしています。

この連載漫画『六本木クラス』は韓国の漫画『梨泰院クラス』を日本向けにローカライズした作品で、その後のドラマ化や配信も受けヒット作となりました。

この漫画作品『六本木クラス』がドラマ『六本木クラス』の原作になります。

 

「ローカライズ」とは日本語で「地域化」とも言われますが、翻訳先言語の地域や国の習慣や文化を踏まえた上で製品やサービスを最適化することを言います。

その国独自の慣用句やことわざ、ジョークなどをそのまま訳しても意味が通じないことがありますが、翻訳先の状況に適した表現に置き換えると理解できますよね。

また言語だけではなく行動についても同じで、同じシチュエーションでも国や文化の違いによってその時に取る行動や反応が変わることもあるため状況に合わせて変換する必要が出てきます。

 

ピッコマで連載を開始するに当たっても、韓国通の人じゃなければ「梨泰院」が何なのかどんなところか分からないということが考慮されたそうです。

梨泰院は韓国ソウル市内にある繁華街ですが、「外国人が多く飲み場も多い特徴から日本に置き換えたら六本木がふさわしいだろうとなった」ことで舞台もタイトルも「六本木」になったのだとか。

当時は韓国での漫画連載は人気があったものの日本ではまだ知られていなかったこともあり、いかに日本人にも物語を楽しんでもらえるかを考えたそうです。

それにしても、韓国でのドラマ化前には既に日本向け作品として連載を開始していたなんてピッコマ担当者の先見の明はすごいですよね。

六本木クラスは韓国の梨秦院クラスのリメイク版!

7月から放送されるドラマ『六本木クラス』は、韓国でヒットした漫画原作のドラマ『梨泰院クラス』のリメイク版になります。

 

原作はあくまで韓国漫画『梨泰院クラス』を日本の設定に置き換えて翻案された漫画『六本木クラス』ですが、ドラマ化に当たっては韓国の心強い協力者が存在します。

そのメンバーは、漫画『梨泰院クラス』の原作者でありドラマ脚本も担当したチョ・グァンジンさんや演出を担当したキム・ソンユン監督らです。

更にドラマ『梨泰院クラス』を制作した会社なども加えた「日韓共同プロジェクトチーム」を立ち上げ、その名のとおり日本と韓国がタッグを組み本家にも劣らないスケールでのドラマ化が実現したそうです。

もともとの作品原作者であるチョ・グァンジンさん自ら協力してくれた上で日本版の公認を得られたという事実には安心感を覚えますよね。

 

ただ、『梨泰院クラス』ファンからするとドラマの完成度には懸念があるようです。

前述で日本人にも共感が得られる舞台として「六本木」を選んだという話がありましたが、ドラマファンの中には「梨泰院と六本木は同じ繁華街でも雰囲気が違う」「六本木で同じストーリー設定でいけるか疑問」という声が聞かれます。

 

また、2020年に放送されたテレビ朝日の60周年記念ドラマ『24 JAPAN』はアメリカの大ヒットドラマ『24 – TWENTY FOUR -』のリメイクとあって話題になりましたが結果的には低視聴率に終わりました。

『六本木クラス』は『24 JAPAN』制作と同じテレビ朝日だけに、視聴者からは海外ドラマリメイクのクオリティーに対し不安の声が絶えないようです。

 

近ごろ『六本木クラス』最大の敵役となる会長役に香川照之さんの配役が発表されましたが、香川照之さんは原作は未読・未視聴で撮影に臨んでいるそうです。

以下はキャスティング発表時の香川照之さんのコメントです。

「視聴者には原作を見ている人と見ていない人がいて、合わせたら100%になる。キャストも原作を見た上で役に挑む人もいるが自分は見ていない人代表として挑み、役者が両側からアプローチすることで視聴率100%を狙います」

香川照之さんらしくもあり、頼もしさも感じますよね。

 

原作ありのドラマ化やリメイク版には既存ファンの意見がつきものですが、『六本木クラス』は本場韓国のドラマスタッフや原作者の協力を得ていることが完成度にどうプラスされるのか放送が楽しみですね。

まとめ

ドラマ『六本木クラス』は韓国ドラマ『梨泰院クラス』のパクリではないことや、日本でリメイクされることになった経緯などをまとめてみました。

大元を辿るとドラマ『梨泰院クラス』は韓国の人気漫画の映像化であり、ドラマ『六本木クラス』はその韓国の原作漫画をローカライズした日本向けの漫画が原作だったことが分かりました。

また、日本向けに翻案された漫画『六本木クラス』の方が韓国ドラマ『梨泰院クラス』よりも早く世に出ていたことは驚きでしたね。

既存ファンや過去のリメイク作品に懸念を持っている視聴者からは厳しい声も上がっているようですが、日韓共同制作という取り組みの結果『六本木クラス』がどんなドラマになるのか今から放送が楽しみですね。