国際アートプロジェクト

GTS AWARD|浅草神社

12年10月05日 | 展示・イベント情報


浅草神社(台東区 浅草2-3-1)


[会期]2012年10月25日[木]―11月11日[日]
[時間]平日|14:00〜17:00|土日・休日|10:00〜16:00|月曜休

  ※入場無料

GTSアワード|浅草神社
【参考図版】『そらあみ』釜石仮設住宅, 2012


GTS AWARDとは…
台東区、墨田区の隅田川両岸エリアに設定された各会場に、東京藝術大学学生、教員、ゲスト・アーティストなど総勢約40名の作品展示、パフォーマンスなどが展開されます。プロジェクトの拠点となる「シタマチBase(東武線高架下倉庫)」では、旧高架下倉庫を建築科の学生が中心となって一部改装し、展示やワークショップの会場として、まちに開いていくことを目指します。また台東区 浅草神社、ササクサスエリア(雷門一丁目・二丁目界隈)では、五十嵐靖晃による「そらあみ」や、一昨年度より実施されている「ササクサス」における、日常の視点を少し変えてみせる試みなど、まちのなかで様々な活動を行なっていきます。
AWARDの名のとおり、展示・発表された全ての作品のなかから優秀な作品を選考し、各賞が贈られます。


《GTS AWARD 企画委員》

元倉眞琴[建築科教授]、保科豊巳[絵画科油画教授]、坂口寛敏[絵画科油画教授]
日比野克彦[先端芸術表現科教授]

《制作メンバー・参加作家》

五十嵐靖晃[ゲスト・アーティスト/先端芸術表現科OB]

サポートスタッフ:
塩野谷卓 ほか


五十嵐靖晃『そらあみ』
浅草神社の境内で、浅草神社や浅草寺、そして浅草地域一帯の歴史に深く関わる「網」を編みながら、浅草繁栄の歴史・風景を想起する参加型の作品です。
会期中は浅草神社の社紋にもなっている3人の祭神(三社様)に由来する柱を神社の境内に立て、会場にお越し頂いた方々と網を編むワークショップを行います。


浅草神社社紋

浅草神社境内にて、空に向かって漁網(10m×10m程度)を編み上げ、浅草神社と浅草寺、ひいては浅草のはじまりを想起させる風景を、地元浅草に住む方々を含む一般参加者と共につくり出す参加型アートプロジェクト。
空に垂直に張られた漁網は、むこうに透けて見える風景をつかまえる装置となる。そこには、ご秘仏である観音さまをはじまりとした浅草の歴史がある。プロジェクトを通して、見えないものを大切にする日本人本来の精神性を、あらためて問いなおす。
飛鳥時代、推古天皇36年(628)3月18日の早朝、檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)の兄弟が江戸浦(隅田川)に漁撈(ぎょろう)中、はからずも、漁網で一躰の観音さまのご尊像を感得(かんとく)したところから始まり、土地の物知りであった土師真中知によってこれが観音さまであることを告げられた。今回「そらあみ」を行う浅草神社には、この3人が御祭神として祀られている(三社様)。広漠とした武蔵野の一画、東京湾の入江の一漁村にすぎなかった浅草は参拝の信徒が増すにつれ発展し、現在は年間約3000 万人もの参詣者がおとずれるようになった。
会期中、参加者が漁網を編む姿は、かつて漁村だった頃の浅草の原風景であり、そこから生まれる景観が、浅草のはじまりを見つめなおすきっかけとなって、1384年前に漁網を介して、檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)の兄弟が観音さまに出会った時のように、現代社会を生きる人が、自分なりに観音さまと出会う、新たな入口となるだろう。

【参考図版】浅草神社社紋


イベント|『そらあみ』たけたて|日時=10月25日[木]10:00〜/場所=浅草神社境内
プロジェクト初日に、浅草神社の三編み紋にちなんだ、「そらあみ」の支柱となる竹を3本、境内に立てます。 一緒に竹をたてながら、プロジェクトをスタートさせましょう!


 隅田川 Art Bridge 2012 のプロジェクト概要はこちら

 

 




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